沖縄は太平洋戦争の激戦地だったことでも知られ、平和学習を目的に毎年多くの修学旅行生が本島各地の祈念館や戦跡へ訪れています。現在に残された戦跡や平和祈念資料館等を通して平和について考えてみましょう。
日本海軍設営隊によって掘られた司令部壕で、当時は450mにも及びました。現在は司令官室、作戦室を中心に300mが復元され、公開されています。
また、資料室には銃器や軍服など壕内より発掘された遺品や家族へ宛てた手紙など、旧日本海軍についての資料が展示されています。
沖縄戦で亡くなった県立第二高等女学校の生徒・職員・同窓生149名が祀られています。白梅学徒隊も東風平国民学校にて寄宿し、短期間の看護教育を受け、負傷兵の世話や手術の手伝い・水汲み・死体埋葬などに従事しました。同世代の修学旅行生にとって彼女達の足跡を知ることで改めて命の尊さを知る旅になるでしょう。
沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校生徒の生徒・職員・同窓生227名が刻銘されています。当時、ガス弾の攻撃により第3外科の壕内にいた約100名中81名が犠牲になりましたが、その内ひめゆり学徒隊38名、職員4名も含まれています。この内容は「ひめゆり平和祈念資料館」で証言映像もご覧いただけます。
また、ひめゆりの塔近くには大人数を収容できるレストランや売店も隣接しており、昼食や休憩もできます。
沖縄戦最後の激戦地として知られる米須ヶ原一帯に追い込まれた住民や兵士は、身を隠す場所もないこの地で逃げ場を失い無念の最期を遂げました。戦後、一ヶ所に集められた骨の山を周辺から集めた石などで囲い完成したのが魂魄の塔です。ちなみに魂魄とは死者の魂・霊魂の意味です。
組織的戦闘が終わった6月23日を沖縄県では「慰霊の日」と定め、毎年慰霊祭を行っています。また、記念公園内には太平洋戦争の沖縄戦終結50年目の節目として、国籍や軍人・非軍人に関係なく沖縄戦で亡くなられた24万余りの氏名が刻まれた「平和の礎」も建立されました。
ハブ博物公園見学や沖縄工芸体験、およそ30万年前から存在していたと推測される自然の大鍾乳洞の見学など、沖縄の歴史、文化、自然をまるごと体験できる「おきなわワールド」。園内には古くから伝わる沖縄の民家が点在しており、随所で沖縄文化や伝統を感じることができます。
また、県産食材をふんだんに使ったランチビュッフェも大人気。施設見学と一緒に美味しいランチも堪能するのはいかがでしょう!